はじめてのクッキング!~肉まん~
料理を作ってくれる人に、感謝の想いと言葉を
開催日
場所
こんにちは、ふれたびの高橋です。
「はじめてのクッキング」イベントのレポートです!
今回は包丁は使わない、料理がはじめての子どもを対象としたお料理イベントでした。
メニューは肉まん。
最初から最後まで自分で作り上げた達成感を味わってもらいたく、メインは大鍋料理ではないメニューといたしました!!
ふれたびと同様、「自分でできる」「五感を使う」を大切にしている、【オープン!キッチン!】の仮屋山さまに講師を務めていただきました。
最初に、
・譲り合い、助け合うこと
・先生の指示があってから作業すること
・先生を抜かして先に進もうとしないこと
をお約束しました。
みんなしっかりお話しを聞けていましたね。
お約束を確認した後はまず、本日のレシピ【肉まん】に関するクイズ。
「皮は何からできている?」
「片栗粉の原料は?」
「餡の材料は?」
「タケノコの旬はいつ?」
ただ準備された材料を順番通りに作るだけはなく、想像力を働かせ、考え、言葉にする機会を設けました。
みんな積極的に答えてくれましたし、よく知っていて感心しました。
まずは発酵が必要な皮から作ります。
2種類の薄力粉、強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを混ぜみんな立ち上がってShake Shake♪
しっかり混ざったら、今度は体重を乗せてコネコネ♪
最初はまだベタベタしていて「触るの嫌だ―!」と言ってた子どもも、
生地が馴染んでさらっとモチモチになっていく過程をしっかり感じ、「ずっと触っていたい」と言うほどに。
コネコネ直後と発酵後のサイズが違うこともしっかり見てもらいました。
餡ももちろん自分で作りました。
包丁は使わず、玉ねぎのカットはブンブンチョッパーで。
餡の包み方を先生がわかりやすく教えてくれます。
先生「ぎゅーーーってつねるみたいに。痛い痛い痛いーって思うくらい引っ張ってね。」
子ども「肉まんが泣いちゃうよ!!」
なんてツッコミも。
先生のお手本を見た後は、早速自分でチャレンジ。
餡の量が多すぎても、少なすぎてもダメなので、しっかり計量してもらいました。
しっかり包めたら、自分の肉まんを見失わないように色のシールで目印を付けました。
正真正銘、自分で粉から皮を作り、味付けした餡を包んだ肉まんです。
先生「お父さん、お母さんに一つ食べてもらうからね、どれにするか考えてね!」
と言われて、
「1番おいしいのをあげる!」
「1番上手に出来たのをあげる!」
「1番大きいのをあげる!」
という声が聞こえてきました。
大切な人に良いものをあげたいという想いがあることが見えて、とても温かい気持ちになりました。
肉まんが出来上がったら、スープづくりです。
こちらはみんなで協力して作るスタイルとしました。
「手羽先って、どの部分?」の質問には、「あし!」と答えている子が多かったです。
この日以降はきっと間違えないことでしょう。
卵の割り方からしっかりと。
テーブルに優しくトントンと当てると、殻が割れた時、すこしだけ音が変わりそれが合図だということ、しっかり判別することができました。
先生「溶き卵を菜箸を伝わせるのはどうして?」
の質問にも、
「一か所に固まっちゃうから!」
「全部入っちゃうから!」
と、積極的に答えてくれました。
みんなで味見をして、相談してお醤油を足すかそのままか、胡椒を入れるか決めました。
同じスープを飲んでも、薄いと感じる人、濃いと感じる人がいることを体感できましたね。
保護者の皆様に12時に会場にお越しいただき、試食会。
子どもの肉まんを食べている保護者さまも、
自分の作った肉まんを食べてもらっている子どもたちも笑顔で溢れていました。
毎日当たり前のように作ってもらっている料理は、
・とても時間がかかること
・自分のことを想ってくれていること
・「おいしい」と言ってもらうと嬉しいこと
がわかりました。
試食の後は、テーブルの片付けと洗い物もみんなでしっかりと。
片付けまでやって「お料理」、毎日お父さん、お母さんがやってくれているということも伝えました。
粉が皮になっていく手の感触、卵の殻が割れた音、スープの香り、生地が発酵して大きくなり、卵が液体から固形に変わっていく様子、
自分で作った肉まんの味、五感をフルに使えたイベントとなりました。
ご家庭でお料理を教えるのは、準備も時間もかかって大変かと思います。
失敗も成功も全部はなまる!
ぜひふれたびにお任せください。
またの機会をお楽しみに。
保護者・参加者の声
保護者の声
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小学校3年生女子
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小学校1年生男子
「今夜、パパに作る!」と張り切っていいて、すぐにチャレンジしたい様子でした!
自分で粉から準備して作った肉まんとスープをお友達と美味しく食べてとても楽しそうでした。